アイリッシュコーヒー

アイリッシュコーヒーとは?

アイリッシュウイスキーをベースとしてつくられるホットカクテルのひとつです。

ほんのり甘いクリームとコーヒーの苦みが心地良く、ホッとリラックスできるカクテルです。

ベースをスコッチウイスキーに変えると、ゲーリックコーヒーという名前のカクテルになります。

 

待合室のパブで誕生したカクテル

1930年代から1940年代。

大西洋の航路は、飛行艇と呼ばれる、水上に胴体着陸する大型の水上飛行機を利用していました。

アメリカとヨーロッパの間を18時間もかけて運航していたそうです。

飛行できる距離も短く、途中で燃料補給のためにアイルランド南西部の港町・フォインズに寄港し給油しなければならなかったのです。
フォインズ水上飛行場は、シャノン川の中州にありました。

飛行艇が水上で給油する間、乗客は安全確保のため、ボートに乗って街まで移動し、給油が完了するのを待合室で待たなければなりませんでした。

極寒となる冬は、この移動によって身体が冷えきり、待合室は疲れ切った乗客たちで溢れかえっていました。

そんな光景を見ていた待合室のパブで働くシェフのジョセフ・シェリダン氏は考えました。

ホットコーヒーにアイルランドのお酒アイリッシュウイスキーを入れ、生クリームを乗せたカクテルを乗客たちに振る舞ったのです。

このカクテルがアイリッシュコーヒーです。

 

世界中で飲まれるホットカクテルに

ジョセフ氏が考案したこのカクテルは、後にフォインズに代わる給油地となったシャノン空港でも提供されました。

1952年にサンフランシスコの「ブエナ・ビスタ・カフェ」にレシピが伝えられると、更にその存在が広まり、今ではアイルランドを代表するカクテルとして世界中の人々から愛されるカクテルとなりました。

 

ラピュタのアイリッシュコーヒー

当店では、アイリッシュコーヒーに最初に使われたウイスキー「タラモア・デュー」にもうひと手間をかけて、コーヒーの風味を強めています。

深入りのコーヒー豆を使用し、普通よりも濃いコーヒーを入れ、その上にたっぷりのホイップクリームを乗せてお出しいたします。

寒い夜にはバーへ出かけ、この思いやりから生まれたカクテル「アイリッシュコーヒー」をご賞味ください。